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先週の金曜日にマルコス元大統領の埋葬が行われたが、いまだに人々の怒りはとけないようだ。デモが続いている。そして人々はシャベルを持って、「掘り起こす」などと言って気勢をあげている。

ドゥテルテがなぜマルコス元大統領の英雄墓地への埋葬を許可したのか。推察すると、アキノ家、そして自由党への意趣返しではないかと考える。大統領になってから自由党からの妨害が止まず、ドゥテルテも自分の意図した政策がなかなか行われずに、誰かを味方につけなければと考えているようだ。マルコス家とは同盟関係を結びたいようだ。とにかく徒手徒拳では何もできないのが現実である。

フィリピンでは、ポーク・バレル(Pork Barrel)と呼ばれる優先開発支援資金が汚職の根源だと非難されてきた。各議員に資金を割り当てて、議員はそれを開発を担当する団体に渡す。プロジェクトを審査して妥当と判断されれば許可するそうだ。その時に、議員の懐にたくさんのお金が入る。

現代、エストラーダが愛人との間の息子であるエヘルシト上院議員は現在上院議員の職務停止となっている。彼は最近大量の武器弾薬を購入したことが明らかになった。彼はその資金の出所を説明できないのである(フィリピンの有力者はボディガードとして、多数の私兵を雇用している。私兵の武装強化のためだが、その金はどこから出てきたのか、もちろんポークバレルからである)。それはポーク・バレルから流用したのではないかと疑われている。

アキノ政権下で最高裁は汚職の温床となるポークバレル制を違憲としたが、ドゥテルテは、下院議員には制度の形を変えて認めるようだ。ある程度の数の味方を付けないとダバオから出てきた孤立無援の自分には困難が待っているとの自覚かもしれない。

De Lima の愛人兼運転手である Ronnnie Dayan が逮捕された。彼は警察に全てを暴露したそうである。なお、二人の愛人関係であった期間はデリーマによれば、a couple of years だそうだが、運転手は7年ほどの間と答えている。さて、De Lima に関する証拠がかなり揃ったようだ。

レイテ島のAlbuera 市長だった Ronando Espinosa は麻薬容疑で逮捕されていたが、監獄で銃に撃たれて死亡した。口封じか何か分からないが彼は証言することはできなくなった。その息子のKerwin Espinosa は先日上院で証言して、賄賂と引き換えに便宜を図ってもらっていた警察幹部を明かしたそうだ。その時にも De Lima の名前は上がったそうである。

De Lima に対しては弁護士会も強い態度であり、弁護士の資格を取り上げるそうである。De Lima は何もやましいことはないと述べている。I didn’t spend any single centitavo. (一銭も悪事には使っていない)と強気である。

ドゥテルテにはたくさんの敵がいる。もしかしたら暗殺されるかもしれない。彼のサポーターたちはそれを極めて恐れている。彼らはSNSで情報を共有しようとしている。何か不穏が動きがでたらすぐにSNSで拡散させようという意図なのである。