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2016-07-24

フィリピンでは、7月の第3月曜日に、State of the Nation Address (略して SONAと言う)を行う。従来は参加者は豪華な衣装を身につけてファッションショーのようになったが、ドゥテルテは簡素な服装、ドレスコードはビジネススーツとビジネススタイルで行うようにと指示をした。

また、従来は大統領を呼ぶときは、Excellency と呼んでいたが、これからは、単にMr. President と呼ぶようにと指示している。とにかく、簡素にというのが彼が方針のようだ。

彼の演説は今までの大統領の演説と比べてかなり短い演説になると言われている。とにかく、実務一辺倒の大統領である。国会が開かれたら彼はまず死刑制度の復活を要求するそうだ。しかし、すでに警察や自衛団は麻薬売人の射殺を開始しているので、実質的には死刑制度は復活しているとも考えられる。

この大統領は面白い面もある。今までの大統領は任期終了後にたいてい腐敗で訴えられていた。たとえば、アロヨとかエストラダである。かれは、自分はそんなことはない。I pardon myself. などを言っている。

ABS-CBNのニュースを見ていたら、軍が新ビリビッド刑務所(New Bilibid Prison)を襲撃(raid)したとあった。この刑務所では、大型テレビ、ゲームのマシン、携帯電話、現金、シャブなどを押収したそうだ。

この刑務所では囚人は自由に車付きで外出して、たとえば咎められると医者に行く途中だと言ったりする。

この刑務所では腐敗がはびこっていたので、刑務所内の看守は全員がいったん軍隊と交代になり、これから再教育を受けるそうである。警察や看守たちはかなり腐敗が進んでいるので、信頼おける軍隊と入れ替えをしている。

ドゥテルテのすごいところは、腐敗の原因は低い給料にあると考えて、軍隊や警官の給料を二倍にするそうである。このあたり、世情に通じていると考えられる。前大統領たちが何もしなかったことが、現大統領の行動力と比較して批判されるのである。

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