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2016-05-10

現時点ではほとんどのニュースはドゥテルテの当選は間違いなしと報道している。これだけソーシアルメディアが発達すると、投票に関しては昔のようなあからさまな不正は行いづらい。今までのフィリピン選挙を特徴付けていたflying voters (どこからか飛んできて投票する人々、本人が投票に行くとすでに誰かが投票していて、びっくりすることがある)も今回は少ないのではないか。それならば、世論調査の通りに人気が抜群に高いにドゥテルテが大統領に選ばれるであろう。

選挙はお祭りで、フィリピン人たちは大騒ぎだ。すでに10名の死者がでたと報道されている。毎回、選挙のたびにフィリピンは変わる、と信じて投票したフィリピン人たちは、しばらくすると例外なく失望するのだが、今回はどうなるか。

気になるのは、マルコスの息子のボンボンマルコスが副大統領になりそうなことである。フィリピンでは、大統領と副大統領は別個に選ばれる。アメリカ式にペアーを組んで、そのペアーを選べばいいと思うのだが、フィリピンでは別々だ。その国によって政治の事情が異なるのだろう。

ドゥテルテがもしも暗殺されることがあったら、どうなるか。今までの大統領は実業家や大地主と深いコネがあった。ドゥテルテにはそのようなコネや係累がない。それはnepotism (身内びいき)のフィリピンでは、思う存分に自分の政策をおこなうことができるのを意味するのだが、逆に彼の弱さを示すこともある。つまり、守る人が十分に彼の護衛ができるのかという点である。真剣に彼を消そうとする人も出てくるかもしれない。もしも、ドゥテルテに何かがあったら、ボンボンマルコスが大統領になる。

そんなこともありうるのだ。フィリピン人の寛容さには、あきれるほどだ。豊かな国フィリピンを貧しい国に転落させた張本人のマルコスの一家を許して、迎いいれるフィリピン人。マルコスの一族を上院議員に知事にしたりする。さて、日本人はボンボンマルコスの動向にも注目しておく必要がある。

なお、レニ・ロブレドが副大統領に選ばれるだろうという噂もある。アキノ政府は大統領の投票はあまりに注目をあべているので不正はできないが、副大統領の投票は不正はできそうなので、自派のレニ・ロブレドを副大統領にする。そして、しばらくしたら、ドゥテルテを弾劾裁判(impeach) して追い出して自派のレニ・ロブレドを大統領にしようという計画だそうだ。本当か?

ボンボンマルコス