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2016-04-23

ロドリゴ・ドュテルテ(Rodrigo Duterte)が大統領になるかどうか、注目を浴びている。彼は大変な人気である。ダバオの市長時代に犯罪に対して非常に厳格な態度をとり、窃盗などの犯罪でも死罪になったそうで、おかげで、ダバオは現在は非常に安全な都市になっている。そのために、観光客も増加して、観光業も栄えてダバオ市民に対する彼の支持はとても熱い。

彼は常にTシャツにジーンズという格好である。およそ有名人らしい格好はしていない。フィリピンの政治家の正装はバロンタガログの着用だが、そんなことは御構い無しのようだ。

彼がホテルに行くときは、通常は市長はボディチェックなどは免ぜられるが、彼は一般の人と同じようにボディチェックをしてもらっている。とにかく、特別待遇は嫌うようだ。

彼は犯罪者には厳しく臨む予定だ。彼は「自分が大統領になったら、栄える産業が一つある。それは葬式産業(funeral industry)だ。犯罪者たちを全部死刑にする」と公言する(しかし、それはどうも脅しではなくて、本当にやりそうなので、ちょっと不気味な所もある)。

彼の名前(Duterte)にちなんで、彼を Do Dirty と呼ぶ人もいる。それは汚れ仕事をするという意味だ。犯罪者を殺すという汚れ仕事をするというのだ。

彼のタガログ語はビザヤ語なまりがあり、上手に話せないときは、英語を交えて演説をする。さて、明日は最後の候補者の討論会(presidential debate)である。そのあとは、5月9日の投票に向けて各候補が有権者に向けて最後の訴えをするのだ。

なお、大統領に選ばれたら通常はルネタ公園で荘厳な宣誓式を行うのだが、彼は大統領の執務室で簡素な宣言式を行い、そのあとは何のパーティも催さないで、すぐさま仕事に取り掛かりたいと言っている。普通はお祭りムードが続くのだが、彼はそんな期間は時間の無駄との考えのようだ。6ヶ月で犯罪者を一掃すると言う。

マルコスも大統領になった当初は、麻薬王をルネタ公園で公開処刑して人気を挙げた。しかし、そのあとは、自分自身も汚職にまみれてしまった。ロドリゴ・ドュテルテは果たしてどうか。おそらく汚職とは無縁であろう。彼の親族には金持ちの実業家はいないので、彼らからの影響は心配する必要はない(現大統領のアキノも当初は期待されたが、彼は身内に大実業家が多い。どうしても彼らの利益を守らざるを得ない点がある。その点で汚職からは逃れられなかった。なお、彼はこの選挙では、ロハスを応援している)。

問題は彼の年齢であろう。現在、70歳であるが、フィリピンは大統領は一期だけ、6年間の任期である。彼が76歳まで元気で大統領の任務を勤められるか、これはやや疑問符が付くのである。

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