スポンサーリンク

2015-12-15

マレーシアでの英語留学も近年盛んになっている。ただ、新しい日本人向きの語学学校の多くはやはり韓国人が経営する学校が多く、東南アジアにおける英語留学は韓国人が開拓したと言ってもいいだろう。ここで星野達彦著『英語はアジアで学べばうまくいく』(2013年刊、秀和システム)を参考に、マレーシアでの英語留学のあり方を考えてみたい。

この本では、マレーシアの語学学校をいくつか紹介している。マレーシアの大学は海外からの留学生を受け入れているので、その学生たちが大学の授業を取るための語学学校として機能しているところが多いと述べている。「大学入学準備を目的とした、大学が運営する英語研修コースや、大学受験に必要なTOEFL コースや IELTS(アイエルツ)の講座を行っている語学学校が多いそうだ。そのような学校では、1クラスは10~15名のグループレッスンが主流だが、次第にマンツーマン方式の授業をする学校も増えている。

物価に関しては、日本の6割から8割だと聞く。私がむかし20年前にマレーシアをぶらぶらした時は、物価は日本の3分の1か4分の1との感想を持ったが、どうやら物価は上昇してきているようだ。それだけ、マレーシアの経済発展が著しいのであろう。

さて、この本を読むと、語学学校とは大学への進学者を対象に英語の特訓をする場所というイメージが強い。授業風景もアメリカ・イギリスで開発された教授法TEOSL 授業法に則っておこなわれるようだ。しかし、そんな中で、韓国資本が語学学校を徐々にオープンしつつある。フィリピン方式のマンツーマン授業の方式を用いることで高い評判を得ている。なお、そこでは、講師もフィリピン人が多い。

英語漬けという点では、マレーシアは国がマレー語の推進政策も進めているので、必ずしも英語一辺倒ではない。ここで学ぶことにより、多言語社会としてのマレーシアを見ることにより、社会勉強になるという点がある。

英語への傾斜度はフィリピンがやはり高いか。その意味では、フィリピンへの留学が英語の上達という点だけに絞ると一番いいことになる。