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2015-10-19

セブ島はフィリピンの真ん中、いや、やや南寄りかもしれない。むかしはマニラよりも首都にふさわしいと考えられた時期もあった。次第にマニラが政治経済の中心として興隆してきたが、セブシティもいまでも政治経済の中心地の一つでもある。

坂本美枝著『カラン・メソッド「英語反射力」を鍛える奇跡の学習法』(東洋経済新報社)という本の第2章に沿って、フィリピンの英語学校、特にセブ島の英語学校の紹介をしたい。

まず、2011年にフィリピンはインドを抜いて世界のコールセンターと呼ばれる座を占めるようになった(p.57)。そして、この地の英語力の高さに惹かれて、韓国系、日系の語学学校が次から次と進出している。

そこの講師の質の高さが魅力である。英米の語学学校と比べて、高学歴の英語教授法をきちんと身につけて講師から授業を受けるのが第一の魅力である。そのような質の高い授業を比較的低価格で受けられる。ほとんどがマンツーマンの授業である(p.58)。

この本が発売された2013年時点で100を越える英語学校ある。ほとんどは韓国系であるが、日系も負けじといくつか開校しつつある。

と色々な興味深い事実をこの本は教えてくれる。フィリピンの英語学校の実情を教えてくれて、フィリピンへの英語留学を希望する人には便利なガイドブックにもなっている。


 

さて、どうしてこんなにフィリピンの講師は英語能力が高いのか。それは、授業が英語で行われるのである。このような教育のおかげであると言えよう。一度私はデラサール大学の博士課程での口頭試問を見学したことがあった。一般の人にも開かれていて、多くの観衆が、博士号を取得しようとする人のdefense を聴いている。査読をしてきた先生方の質問も鋭いし、答える博士課程の学生の発表もきちんとしている。

その受け答えを聴いて、日本とフィリピンの英語の差をつくづくと感じざるを得なかった。ただ、私は必ずしも英語教育一辺倒ではなくて、批判的な意見も持っているのだが、この日のdefense は強く印象づけられた。このような英語力を持った人たちが英語学校で教えるとしたら、いわゆる日本にいる白人の講師たちで、英語教育法に関する専門的な教育を受けてきていない講師たちでは、太刀打ちできないだろうなと感じた。むかし、私の通っていた英会話学校の先生は shel かshell かスペルが分からなくて私に聞いてきたほどだった。

たくさんの英語教育のプロがいるフィリピンの英語学校は、講師の質と物価の安さでこれからも日本人や韓国人の留学生をたくさん集めるであろう。