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2015-07-04

Hector Santos 氏のPhilippine Leaf というサイトに関心を持っている。このサイトを見ながら、いろいろなことを考えていきたい。南インドや東南アジアでは椰子の葉っぱの上(on Palm leaves)に文字が書かれたという。それを糸に通し(strung)結ぶ(bound)ことで本を作成したという。それらの本(documents)はサンスクリット語で葉っぱを意味するpattra と呼ばれたそうである。

もちろん、書いたものは葉っぱだけとは限らないようで、The Pre-historic Period によれば、木の皮(barks of trees)、枯葉(dried leaves)、竹の筒(bamboo cylinders)なども使われたようである。しかし、これらは現在はほとんど残っていない。それは、friarsたちは悪魔の書いたもの(works of the devil)と考えて破壊したり、また自然のままでも、それらは自然と朽ち果てたと考えられる。

さて、Santos氏の論文に戻ろう。同氏は次のように述べている。
When Miguel de Legazpi came to Manila, he found that almost everybody could read and write.
「フィリピン人のみんなが読み書きできた」との部分であるが、後世にホセリサールがスペイン人が到着以前のフィリピンは人々は豊かで知的水準の高い生活を送っていた証拠と考えたのである。

たしかに、イエズス会士チリーノは『フィリピン記事』の中で、また植民地高官モルガは『フィリピン諸島誌』の中で、当時のフィリピンの人々のほとんどが読み書きの能力があった、と報告している。Santos氏はこの部分を根拠としている。

This prompted the friars to publish a book in the native script in 1593, forty-seven years before the first book was published in the United States.とあるが、私の年表では以下のようになっている。
「最初の印刷物は木版印刷でタガログ語(土着文字とローマ字)ースペイン語の二カ国語で書かれたthe Doctrina Christiana (キリスト教教義)である。中国語版も同年に出ている。(綾部編, 1995:152)」

1593年に印刷された本ははじめのアルファベットで書かれていたようである。
tagalog-doctrina syllabary_international_literacy_day_lopez_museum

そして、バイバインとスペイン語で対比して書かれていた。これによって、バイバヤンの音や意味が推察されるのである。次は、バイバヤンがどのような文字か調べてみる。