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C  (赤字はタガログ語・フィリピノ語の語彙である)

cadillac [カデラック] 歩いて (タガログ語lakad「歩く」と音が似ていることから) I’ll go by cadillac. I can’t affort a taxi. 「歩いて行くよ、タクシーのお金がないから」(Tabor 1984:68)

calesa [カレッサ] 二輪馬車  I desire to ride with her in this calesa this afternoon. 「午後は彼女とこのカレッサに乗ってみたい」(Tabor 1984:68)  イントラムロスはスペイン時代の古いマニラが味わえるので観光客に人気がある。そこに旅行者向けの馬車がたくさんある。

photo credit: Calesa via photopin (license)
photo credit: Calesa via photopin (license)

call boy [コールボーイ] コールガールの男性版 A middle-aged Australian gay is looking for a call boy. 「ホモの中年オーストラリア人がコールボーイを探している」

Camp Crame [キャンプクラーメ] フィリピン警察 [本部がCamp Crameにあることから] Camp Crame sources said that six suspects were caught while operating the sophisticated communication equipment. (警察の情報筋によれば、 ハイテクの通信機器を操作しているときに6人の容疑者が逮捕されたとのことである)

canal [カナル] 下水のみぞ Honey, please clean the canal in front of our house. 「あなた、家の前の下水のみぞを掃除しておいて」

cana [カナ] 白人の女性 (スペイン語より)Look at that cana. She is with an ugly man. 「あの白人女を見てごらん。醜男をつれているよ」canaも男性形のcanoもやや軽蔑の意味が入っている。

cano [カノ]  白人 (スペイン語のamericanoより由来) That cano is an arrogant man. 「あの白人はとても傲慢だ」女性形はcana [カナ] なお、一般に人を表す場合、スペイン語の影響より、男性形は –o 女性形は–a を付けることが多い。

canto boy [カントボイ] 学校にも行けず仕事もない少年  That canto boy is a good for nothing loafer.「あの職なしは、ただぶらぶらしているだけだよ」(Tabor 1984:69) street boy, street children, stand-byも同じような意味。

captain ball [カプテンボル] チーム・キャプテン(バスケットボールやバレーボールの) I support San Miguel because I am a fan of the captain ball of that team. 「サンミゲルチームのキャプテンのフアンだから、応援しているの」

carabao [カラバオ] 水牛 A carabao and a farmer working together in a rice-field is a typical scene of the Philippine province. 「水牛と農夫が水田で働いている姿はフィリピンの田園地帯の典型的な光景である」

career [カリア] 大学の学科、職業 (スペイン語のcarrera より) What career did you choose when you were studying in UP. 「フィリピン大学にいたときはどのコースを専攻していたの?」 UP はUniversity of Philippinesの略、参照→UP

cargador [カルガドール] 港で働く労働者 (スペイン語より) In the pier we can find a lot of cargadors who came from provinces. 「桟橋では、地方から来たたくさんの仲仕が働いている」

carless [カーレス] 車が使えないこと. My plate ends in 9. I’m carless today.(俺の車のナンバーの末尾は9だ。今日は車を使えない日だな[車の混雑を緩和するために、ナンバープレートの末尾の番号により、マニラの中心部に乗り入れのできる日が決まっている])Bautista 1997: 59

carnap [カーナップ] 車を盗む Someone carnapped my Toyota last night. 「昨夜、誰かが俺のトヨタを盗んだ」派生語として、carnapping(車を盗むこと)carnapper(車どろぼう)がある。標準英語ではcarjackが使われる。

cartolina [カルトリーナ] 大きな厚紙 (スペイン語より) Jojo put a cartolina on the blackboard and started to explain her research. 「ジョジョは黒板に大きな紙を貼って、自分の研究の説明をはじめた」

casual plug [カジュアルプラグ] ラジオやテレビで番組の間の広告・宣伝  The boy ran to the ref during the tv casual plugs.「少年はテレビのコマーシャルの時に、冷蔵庫に走っていった」(Tabor 1984:69)

centavo [センタボ] フィリピンの通貨ペソの百分の一 President Estrada swore that he had not received any single centavo from the gorvonor. 「エストラダ大統領は知事からは一円たりともは受け取ってないと誓った」 硬貨として、1,5,10,25,50センタボの硬貨がある。近年インフレが進み小さなセンタボの硬貨はほとんど価値がなくなった。

chancing [チャンスィング] 偶然を装って女性の体に触れること (Gonzalez (1983:159)は、この表現はto take a chanceより由来と推測している) I’m allergic to my boss. He keeps on chancing me. 「ボスには本当にいやになるわ。いつもさりげなく私の体を触るの」

chicharon [チッチャロン] 豚の皮を焼いたスナック  I feel happy every time I drink beer with chicharon. 「チッチャロンをつまみながら一杯やっているときが幸せだ」

photo credit: Chicharon Baboy via photopin (license) Lamanとは皮だけでなくて肉も付いているChicharon
photo credit: Chicharon Baboy via photopin (license) Lamanとは皮だけでなくて肉も付いているChicharon

 

chip-in [チップイン] 割り勘、割り勘とする We shouldn’t ask kuya too much. Chip-in is better. 「兄さんに何でもお願いしちゃ駄目だよ。費用は折半しよう」 Let’s chip-in to the bill. 「割り勘でやろうよ」標準英語ではseparate check (→same check) , go Dutchという。参照→KKB

Christmas [クリスマス] クリスマスに渡すお祝い [クリスマスには、Where’s my Christmas?とかMerry Christmas! と声をかけて、お祝いをもらう習慣がある] “Where’s my Christmas?” they say, and you are expected to hand over some coins or bills. (「クリスマスのお祝いはどこ?」と人々がいう時は、なにがしかのお金をもらうことを期待しているのである)Lerner 1999: 237

class [クラス] 上流階級  He belongs to the class. 「彼は上流階級の人だ」the bakya class(一般大衆)の反対概念

classify [クラシファイ] 映画の検閲、評価分類をするThe authority classified this movie as X-rated. 「当局はこれをポルノ(成人向け)と分類した」

close [クロウス] 消す(電気器具のスウィッチを) Don’t close the light! I’m still studying. 「明かりを消さないで、まだ勉強しているのだから」タガログ語のisara (=close) が電気品のスイチュチを消すことを意味することから、その類推からcloseが使われる。参照→ open

coffee [コフィ] インスタントコーヒー(ネスカフェ) Give me coffee. I’m very sleepy. 「インスタントコヒーをちょうだい。とても眠いから」 普通のコーヒーはbrewed coffeeという。

coke [コウク] コーラ  I am thirsty. I want to drink coke. 「のどが渇いたな。コーラを飲みたい」フィリピンでは、コーラcolaよりも、コークcokeという表現が一般的である。

Colgate  [コルゲイト] 歯磨きペースト(ブランドにかかわらず) She went to a supermarket and bought Colgate, Kotex, Kleenex and Cut-Rite. 「彼女はスーパーへ行って、歯磨きペースト、ナプキン、ティシュペーパーと料理用の油紙を買った」アメリカの有名なブランド名Colgateから、歯磨きペースト一般を指すようになった。しかし、最近はさまざまなブランドが店に出回り品数も豊富になってきたので、若い人の間では、ブランド名で商品一般を指すことは少なくなり、上記の例文でもtooth paste, sanitary napkin, tissue paper, cooking sheet とすることが多くなってきた。写真は歯ブラシを示している。

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colonial mentality [コロニアルメンタリティ] アメリカなど西洋に卑屈に追従する態度 We Filipinos are still not free from the colonial mentality. 「私たちフィリピン人は、まだ外国崇拝の植民地コンプレックスが抜け切れていない」

colorum  [コロラム] バスやジプニーなどの公共の交通機関を違法に営業すること  This law was promulgated to reduce the proliferation of colorums. 「無許可のバスやタクシーが増えることを防ぐために、この法律が公布されました」

come [カム] 行く She comes to school every morning by tricycle. 「彼女は毎朝トライシクルで学校に通う」標準英語では、主語と聞き手が近づくときにcomeが用いられるが、タガログ語のpuntaはcomeとgoの両方の意味があり、その類推から、両者がよく混合される。参照→ go, tricycle

come again [カムアゲイン] もう一度言って下さい。(電話交換手が確認するときなど)“Operator.” “I would like to talk to Mr. Yamanouchi.” “Come again.” 「交換台ですが」「山之内さんをお願いしたいのですが」「もう一度名前を言ってくれませんか」

comfort room [コンフォトルム] In the airport foreign tourists often give tips to janitors at comfort rooms.「空港のトイレで、外国人は掃除係りにしばしばチップをわたす」 参照→ CR

commander [コマンダ] 妻、ガールフレンド(おどけて)  I need to drop by Robinson and pick up my commander-in-chief 「ロビンソン・デパートへ行って家内を拾ってこなければならない」 同じような意味でcommander-in-chief、manager、generalが使われる。

commission [コミッション] 賄賂 He is a good person, but he always demands commission when I ask his service. 「彼は良い人ですが、私が仕事をお願いするときは、いつも袖の下を要求します」

common tao [コモンタオ] 一般の人々 (タガログ語tao「人」 から)The government should pay more attention to the welfare of the common tao. 「政府は庶民の福祉にもっと目を向けなければならない」

commute  [コミュート] 公共の乗り物に乗って、通勤通学をすること Every morning my niece commutes to UST by jeepney and LRT. 「私の姪は毎朝、ジプニーとLRTでサントトマス大学(the University of Santo Tomas)へ通学しています」自家用車での通勤はcommuteという語を使わない。参照→LRT

compromise  [コンプロマイス]  社会的義務 (スペイン語compromisoより)I have a compromise to support my sister who is a widow. 「妹は未亡人なので、私は援助する義務がある」

concretize [コンクリタイズ] 具体化する Cite a particular Philippine historical reality that concretizes stanza 3.「第3節を具体的に示すフィリピン史上の例を挙げなさい」(Bautista 1997: 55)

condition [コンディション] ムード  I’m not now in a condition to talk to you about business.「今は商売の話しをする気になれないのです」

congee [コンジー] お粥

photo credit: Congee via photopin (license)
photo credit: Congee via photopin (license)

conscientization [コンセンティセイシオン] 社会状況を意識させることBecause of the conscientization of the Philippine realities, they began to think they should do something right now. 「フィリピンの現状を意識するようになったので、人々は今すぐ何かをしなければと考えるようになった」

constructive criticism [コンストラクティブクリティセム] 賞賛 Most of the commentators gave constructive criticism to this foreign movie. 「批評家の大半はこの外国映画をほめた」I am grateful to him for his constructive criticisms and suggestions. (Bernabe 1987: acknowledgment)

contract worker [コントラクトワーカー]  期間契約で海外で働いているフィリピン人 Currently millions of Pinoys are working as a contract worker outside the Philippines. 「現在、何百万というフィリピン人が海外で働いている」 参照→OCW、Pinoy

cope up with [コウプアップウィズ]  対処する We need to cope up with difficulties. 「 我々はこの難局に立ち向かわなければならない」標準英語ではcope withを使う。

cowboy [コウボーイ、カウボーイ] 陽気で楽しい人 We like him because he is a cowboy. 「とても楽しい人なので、私たちは彼が好きです」

CR [シーアール] トイレ (comfort room の略) Emergency, I have an LBM. Where is CR? 「たいへんだ、下痢だ。トイレはどこだ?」参照→LBM

crony [クローニー] 大統領や政府高官のいかがわしい取り巻き The president and his cronies have corrupted this country. 「大統領とその取り巻きがこの国を腐敗させたのです」

crush [クラッシュ] 賞賛(心酔しているか否かにかかわらず) I have a crush on Aga Mulach. 「私はアガムラクが大好きだ」 標準英語では「~にのぼせあがる」という意味である。アガムラクは有名な混血の男優。

-cue バーベキュのように焼いた食べ物を示す接尾辞。bananacueはバナナをバーベキュのように焼いたもの。kamotecue はさつまいも(タガログ語でkamote)をバーベキュのように焼いたもの。参照→bananacue, kamotecue

cultural minorities [カルチュラルマイノリティズ] 少数民族(特にジャングルや孤島に住む部族) The cultures and languages of the cultural minorities are quickly disappearing. 「少数民族の文化と言語は急速に消滅しつつある」

Cut-Rite [カットライト] クッキングシート(ブランド名にかかわらず) Please wrap this food with Cut-Rite. 「この食べ物をクッキングシートで包んで下さい」