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ミンダナオ島のオザミス市の市長であるレイナルド・パラヒノッグ(Reynaldo Parojinog Sr)とその妻が、さらにその他11名が警察の襲撃で殺害された。そして、彼の娘であり副市長のノバプリンセスも逮捕された。

市長は昨年ドゥテルテ大統領が麻薬に関係している政治家や法曹界の人物のリストを公表した。それは2016年8月8日のこのブログの記事「Duterte が麻薬に関連した判事、政治家たちのリストを読み上げる」で言及されている。

それゆえに、市長が麻薬に関与していることは公然の秘密であった。警察は捜査令状をとって、市長宅を捜査しようとしたが、激しい抵抗にあったのだ、仕方なしに防戦して、結果的に13名の市長側の人間が死亡するに至ったという発表だ。

真実は分からない。警察側は市長は私兵を抱えていることを承知していて、十分な用意をして捜査(=襲撃)を行ったと思われる。

さて、副市長と彼女の弟も逮捕されている。写真では、警察署で報道陣の前で、右側の黒い服を着た女性であり、左側の男性が弟だ。後ろ姿が写っている赤い服の女性は親戚で、二人のために食べ物を持ってきたのだ。副市長は「弟は大統領の知人なのに」と嘆いている。ドゥテルテ大統領の偉いところは、知人だろうが親戚だろうが、麻薬に関連したら、迷うことなく捕まえていくことだ。私情を挟まないことだ。

abscbn news より

副市長の家では、多数の紙幣、武器弾丸、シャブが見つかったということで下の写真が報道されている。

abscbn news より

なお、この副市長は麻薬王のコランコ(Herbert Colangco)と親密であるとの報道がある。このコランコは前司法長官であるデリマとビリビッド刑務所での誕生パーティで肘と肘をつき合わせて、友情を誓い合った麻薬王である。

さて、今回の警察の襲撃だが、当然という雰囲気が国中に流れている。国会でもこの件で公聴会が必要だという声は上がっていない。

この国は、政治家や司法関係者が率先して麻薬王と関係を持っている点が大問題だった。その長年の弊害がドゥテルテ大統領の手で是正されるのかどうか。

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