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2016-06-20

ドゥテルテの就任式は今月の30日に行われる。すでに彼は幾つかの政策を述べている。その一つが自動車の免許の更新を5年に一回にすることだ。いままでは、1年に一回の更新であった。これが非常に面倒くさい。更新には少なくとも丸一日は潰れる。

人々は、長い行列に何回も並ぶ。日本のように講習を受けることはないのだが、とにかく諸手続きに何回も並ぶのだ。そして、並んでいる間に、fixer と呼ばれる男たちが呼びかける。「追加料金で手続きを早めに済ますことができる」という案内だ。これは不法であるのだが、黙認されていることがらである。

金持ちたちはあまり長い行列には並びたくない。それでfixer に追加料金(賄賂)を払って手続きを特別に早く進めてもらう。内部の人間もfixer たちの仲間たちで、追加料金を分け合うのである。このようにfixer 経由で早く進める人がいるので、正直に並んでいる人は、その分遅くなり、ワリを食ってしまう。

免許更新をいままでの毎年から5年に一回の頻度にすることは非常に歓迎されることである。更新する役所の混雑が劇的に改善するだけでなくて、fixer たちの存在もいらなくなる。

もっとも、それまで利権を分け合っていた関係者たちは猛反対であるが、ドゥテルテの高い人気には表立って反対はできないのだ。

また、パスポートの更新も5年に一回から10年に一回にするのである。なお、昔はパスポートの更新は1日で済んでいた。その場で写真を貼り付けてスタンプを押し直して発行である。しかし、最近は、マニラの外務省に集めて、デジタル化している。つまり、昔のように写真を貼り付けるのではなくて、写真をデジタルでパスポートに印刷するのである。これでパスポートの偽造が格段に難しくなった。

とにかく、運転免許証、パスポートの両方の更新の時期を伸ばしたことは、非常に歓迎されている。ドゥテルテは公的文書の発行はすべて3日以内に行うようにと指示を出している。彼の市長時代にダバオで公務員の仕事の能率アップを成功させたが、これを全フィリピンで可能にしようとするのである。

photo credit: #duterte via photopin (license)
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