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2015-12-01

スペイン人が来る前のフィリピンでは、Baybaying という書記体系が使われていた。それはスペイン人がアルファベットを持ち込むことによって、やがてフィリピン人たちは伝統的なBaybayin を使わなくなり、いわゆるラテン文字を使うようになったのだ。

ところが、フィリピンは森深く、あるいは孤島に住む部族の中には独自に発達させた古来からの文字をいまだに使っている人々がいる。その一つが Mangyan が使うアルファベットである。なお、Mangyan 族はミンドロ島に住む部族である。以下の説明は次のサイトによる。

正確に言うと、Mangyan 族全員が使うのではなくて、その中のBuhid 部族と Hanunóo 部族が使うようである。

Baybayin と同じで子音を表す文字だけで、母音を付ける時はi/e 母音ならば、上に符号を付ける。o/u の母音ならば、下に符号を付けている。

面白いのは、書く時は左から右へ書くが、読む時は90度時計回りに回転させて、下から上へと読んでいくそうだ。どうしてか分からないが不思議な文字体系だと思う。

このMangyan文字は現在では、個人間の通信やレクリエーション用に使われているという。若い人の間でもこの文字は頻繁に使われているので、しばらくは消えることはないだろうとの説明であった。

http://www.ancientscripts.com/mangyan.html
http://www.ancientscripts.com/mangyan.html
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