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2014-11-23

イメルダ・マルコスの願いの一つは夫のマルコスに何とか英雄としての埋葬(hero’s burial)をしてあげたいということである。フィリピンでは、祖国の為に貢献した人物は the Libingan ng mga Bayani という墓地に埋葬される。これはとても名誉なことである。マルコスの家族は何度なくhero’s burial を要求している。

MGA news (online) の9月24日版によれば、アキノ大統領はマルコスにそのような名誉を与えることは、”the height of injustice” to Martial Law victims.であると述べて拒否している。現在は、イメルダは夫の遺体を故郷のイロコスノルデ州のBatac にある墓所に冷凍保存していて、夫が英雄としての埋葬をしてもらえる日を待っている。しかし、人々の噂では、もう遺体はなくなってしまい、そこにあるのはロウで作られた偽物であるそうだ。

いずれにせよ、マルコスはフィリピンに経済的な苦境を持たらした最大責任があるといえよう。彼が受け継いだ時(1966年)のフィリピンは東南アジア諸国の中では経済的にはむしろ優等生であった。しかし、その統治の20年間で決定的に経済は出遅れてしまう。マルコスは大変な秀才で、難関の司法試験を首位で合格している。もしも彼の頭脳を経済の発展に使えば、フィリピンの状況は変わっていたかもしれない。(彼の孫が近年司法試験を受験したそうだ。合格はしたが、トップテンには入れなかったそうだ)

The Libingan ng mga Bayani は私も何回か訪れたことがある。アキノ空港の近くで上空を常に飛行機が離着陸しており、静かな墓地とは言えない。でも、広々として厳かな雰囲気があり、フィリピンの軍人たちにとって、ここで埋葬されることが生涯の目標であることは理解できた。

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