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2014-08-26

フィリピノ語の焦点について、『フィリピノ語文法入門』(大上正直、1996年刊、白水社)を参照しながらまとめていく(pp.98-99)。

焦点になるのは、動作主、対象、方向、場所、受益者、手段、原因・理由などの部分である。その時は、ang (ただし人ならばsi)が接続する。

(1)行為者焦点 Magbibigay si Fe ng libro kay Eva. この場合行為者のFe に焦点が当たっていることは動詞がmagbibigayという行為者焦点動詞になることと、行為者の前にsi がついていることで示される。
(2)対象焦点 Ibibigay ni Fe ang libro kay Eva. この場合は、動詞に I-という接辞がつくこと、libro (本)の前にangがつくことで示される。
(3)方向焦点 Bibigyan ni Fe ng libro si Eva. 動詞に -an という接辞がつくこと、Eva (人名)の前に si がつくことで示される。
(4)場所焦点 Pinagkantahan namin ang kuwarto nila. 動詞に Pan—an という接辞がつくこと、kuwareto nila の前にang がつくことで示される。
(5)受益者焦点 Ibinili niya ng bulaklak ang ate niya. 動詞にI-という接辞がつくこと、ate niya の前にangがつくことである。(この場合は、人であっても si はつかないようだ)
(6)手段焦点 Ipinambili nila ng bahay ang pero ko. 動詞にIpang-がつくこと、pera ko (私のお金)の前にangがつくことで手段に焦点があっていることが分かる。
(7)理由・原因焦点 Ikinagalit nag tatay ko ang katamaran ko. Ika-が動詞についていること、katamaran ko の前にang がついていることで、理由・原因が焦点であることが分かる。

フィリピノ語は焦点をくっきりと示そうとしている言語であることが大きな特徴である。英語では、強調する語をできるだけ後ろに持ってこようとする構造があるが、この点はどうか。フィリピノ語でも代名詞となると普通名詞の時よりは前に来るという法則はあるのか。ちょっと調べてみよう。

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